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2015年 10月
10月18日(日)
最近仕事の方が忙しくてお絵描きできてない…。
勿論、MGSVも進んでませんよ?
特に書くことも無いのでサクッと更新いたしましょうかね。

まずは前回の日記で書きそこなった映画日記、「アメリカ ン・ドリーマー 理想の代償」。
1981年のNYを舞台にオイルビジネスで成功を狙う男が窮地に立たされる。原題からギャング映画っぽいのを想像してたけど、暴力が前面に出ている訳では なかった。しかし肩透かしではなく、下手なギャング映画よりも濃厚なドラマで凄い見応えがあった。
アメリカの古典名作小説を読んでいるような風格と充実感。 高潔な主人公がタフな業界で生き残っていく様を描いてるんだけど、単に白か黒か、ではなく、右へ左へと目まぐるしく移り変わる状況の中で主人公の中のグ レーの濃淡の具合を変化させていくことによって人物を描いているのが良い。
主人公の中のグレーの濃淡の変化と共に、主人公と他の人物との力学関係の変化が描かれているため、立体的なドラマが形成されている。主人公と妻との繊細な 力関係とか、主人公と同業者との関係性、主人公夫婦と検事との関係性といったパワーバランスの変化がそのまま話を転がしている。
あと説明台詞を使わずに行間や間で人物間の関係性を読み取らせる手腕な。例えば奥さんの出自が堅気でないことは台詞で直接説明されないが会話の端々から読 み取ることが出来る所とか、主人公が外国語を流暢に使って会話する場面で、主人公も移民なんだなと気付かせる所とか。
そして映像も良い。抑えた色調で描かれた81年のニューヨークの洗練されてるけど荒廃している感じとか、消えかけた望みにしがみつこうとしている主人公の 心情にシンクロしたようなトンネル内を走るトラックの場面とか、ラスト近くの高潔の白、野心の黒、犠牲の赤のコントラストが見事な壁面の画とか。



んで先週末は近所のシネコンで「ファンタスティック・フォー」。
公開前から不穏な感じだったこの作品(公開前に監督が不満を漏らす発言をしてたりとか、先に公開された米で興行・批評ともに不振だったりとか)。自分の目 で確かめるために観に行ったけど、言われてる程酷くはなかったよ。つか、個々の要素はオッと思える物があった。んだけど、やっぱ全体的に変なバランスの映画だったなあ。青春ドラマに始まり、途中からSFホ ラーに変貌し、最後の最後にようやくヒーロー物に着地するという塩梅。
全体的に若返りを果たした主要キャラ達による、理系大学生が仲間となって一つの目標に向かって邁進していく前半の青春ドラマパートはこれはこれで面白い。 リードとベンが幼馴染という設定や、ドゥームのちょい兄貴的な立ち位置で、引きこもりスーパーハッカーみたいなキャラ作りも良かった。
そして中盤、ある大きな事件を経て主人公達が特殊な力を得てから、一気にSFホラーに突入。主人公の手足が伸びる能力の描写とかクローネンバーグ的ですらある。特殊な力を完全に「呪われし物」として描いてい るのでアベンジャーズよりX-MEN寄りだが、対社会ではなく対肉体として描かれている。
その後、この手の映画ってスパイダーマンでもアイアンマンでもアントマンでも力を手に入れたらそれを使いこなすようになる様を描くパートが入るものなんだ けど、この映画はそこをバッサリカットしてるんだよね。まあ、SFホラーにシフトチェンジした後なので流れ的に入れにくいのかもしれないけど。
終盤Dr.ドゥームが登場してから(研究所内での虐殺シーンは大友克洋的で良い)、思い出したかのようにアメコミヒーロー物になっていくんだけど、ここか ら凄い駆け足で一気に終わっちゃうんだよね。一応スケールの大きな危機みたいなのも描かれるんだけど個人的なケジメ優先つーか。
後半の方で描かれるMr.ファンタスティックの伸びる手足を使った対特殊部隊とのアクションは凄く面白かったんだけど、尺が短くて、あれをもっと見たかっ たなあ。ジョシュ・トランクという人はアメコミの爽快さの部分には余り興味無いのかしら。まあ唯一無二の手触りの作品なのは間違いないが。



あと近所のシネコンで「キングスマン」4DX版の公開が始まったからこれも続けて観てきたんだよね。最初の真っ二つで耳元にプシュッとエアーをやられて初 見の時よりもビビった。耳元エアーは教会のシーンでも大活躍で、コリン・ファース至近距離で銃を撃つ度にプシュプシュやられるし、座席はグワングワン揺れ るし、背中殴られると椅子からボコンと衝撃来るしで最高。最後にサミュエル・L・ ジャクソンがアレを吐き出す瞬間に顔にピシャッと水しぶき掛けられた!!最悪だ!!w

あと先週末は街に出て名古屋グルメのイベントやっ てたんで屋台好きとしては我慢できないってんで行ってきてモリモリ食べてました。



左上より、チキン南蛮フライ、でらのっけ寿司、釜揚げしらすのフォー、でらうまスペアリブ、豚ひつまぶし。

映画日記に戻ってこの週末はまずは土曜日夜勤明けのまま街の映画館で「ジョン・ウィック」。
『お前は怒らせてはいけない男を怒らせた』映画の新たな る傑作。キレッキレのアクション、シンプルなストーリー、ユニークなディテール、。フレッシュさもありながらベタなツボもしっかり押さえていて「こういう のでいいんだよ!」と終始ニマニマしながら観てた。
フレッシュさで言えば銃撃と格闘技をミックスした「ガン・フー」が素 晴らしい。でも「ガン=カタ」みたいに見た目最優先ではなく、コンバット・シューティングと実戦系格闘技を基にして「これは確実に人を殺す技だ」という強烈なインパクトを与えつつ、それがシームレ スに連携する事によって魅せる要素も強い。
ベタで言えば、主人公が「最強の殺し屋である」という描かれ方。信じられないような武勇伝があるとかも当然。あとロシアンマフィアのバカ息子が主人公の犬 を殺して車を盗んじゃうんだけど、それを知った裏社会の人々の「お前、何やったか分かってんのか!」って反応な!コレ!コレが見たいんだよ!
そしてNYのど真ん中に裏社会の人々のみが利用する中立地帯のホテルがあるっていう設定が面白い。その界隈ではオリジナルの金貨が流通していて、中の会員 制クラブで遊ぶにも、撃たれて医者を呼ぶにも、殺した死体を始末させるのもその金貨を使う。特にこの死体処理業者の描写がユニークで面白い。
キアヌ・リーブスが役者として凄い良かった。冒頭奥さんの葬式での巨大な虚無を内側に抱えた佇まいとか、後半、囚われの身ながら、殺された犬がいかに自分 の人生にとって大事な存在で、それを失った今、殺人マシーンに戻ると宣言する、この映画で唯一他人に感情を爆発させる場面が素晴らしかった。
180cmの長身美女がこの映画一番外道な殺し屋として出てくるとか、主人公の家で銃撃戦があった後、警官が尋ねてくる場面でのユーモラスとも言えるある 展開とか、終盤、銃撃+ドライビングテクニックとなって無双するとか、良い味要素が全編にまぶされていてダレることなく楽しかったよ。



あと日曜日は「マイ・インターン」観たんだけど、感想書いてないのでまた次回。
また来週仕事が忙しくなるのでチャッと切り上げて日記お終い。
何とか描いた1P漫画でお別れです。

とときら学園クイズ王決定戦


アラフォーにしか描けないネタ。

あ、次回は冬コミ当落発表スペシャルになるのかな?


10月4日(日)
お久しぶりです。間借りです。
前回からの間に起こった主な出来事と言えば、ドラマ版あの花を見てる時に呟いた何気ない冗談がマジで受け止められてものすごい勢いで拡散してしまったこと くらいですかね。


嘘乙」とか「デマ広めて楽しい?」とかリプライがガンガン来てヒイイ!ですよ。「そうだったのか!」とかいうのも辛いけどw

もう…なんだ。3週振りですよ。結局9月は1回しか更新できなかった…。
言い訳すると先週末日曜に日記更新しようと思ってたのに、日曜風邪ひいちゃって早めに寝ちゃってたんだよねー。
あとまあ風邪ひいてない休みの日はMGSVやってるってのもあるし。
あと最近映画感想が遅くなっちゃっててさぁ。この日記、ツイッターに書いた映画感想をそのままこっちに転載してるんだけど、以前は週末に観た映画の感想を その日のうちに呟いてたんだけど、最近感想を呟くのが数日後とかになっちゃって、絵日記に感想が間に合わないという。
んで、感想待ってたらいつまで経っても絵日記描けないので、もう感想次回送りでどんどん日記上げちゃおうっていうね。実は昨日映画1本観てるんだけど、ま だ感想書いてなくて、これを待ってるとまた今週末もアップできないのでもう飛ばします。

ってんで2週前の映画の感想から。
近所のシネコンで「アントマン」。
楽しかったー。今までとちょっと毛色が違うが、「魅力的なキャラクター」 「爽快感のあるフレッシュなアクション」という2本柱はガッチリと押 さえた、マーベルの好調ぶりを盤石なものにする1本。アメコミリテラシー抜きでも楽しめる一番取っつき易いマーベル映画とも言える。
まずは主人公が良い。あくまで一般人である主人公の悩みがアメコミ特有のそれではなく普遍的な物であることから来る感情移入度の高さ。と言ってもうじうじ し過ぎない飄々としたキャラクター。そして一般人と言ってもストリートワイズ的な智恵の高さ。これらが魅力的な人物像を作り上げている。
そしてこの手の映画で盛り上がる「特殊な能力を手にした主人公が徐々にその能力を使いこなしていく過程」が描かれてるのが良い。スパイダーマンやアイアン マンみたいにヒーロー物の1作目でしか使えないアレですよ。師匠の立場に相当するキャラもいる為、カンフー映画の修行場面的な楽しさもある。
「1.5cmにまで縮むことが出来る」という見た目には超分かりやすいが、ヒーローとしての見栄えには疑問が残る能力なのに、サイズの大小を素早く切り替 えながら行われるアクションの疾走感や、スケールの違和感を利用したユニークな撮り方(模型の街を逃げる所とかな)で面白い視覚効果を得てる。
荷物が舞うカバンの中での格闘シーンや、子供部屋(!)での最終決戦 等、視点の切り替えでユニークさ(ナイトミュージアムのミニチュア場面を彷彿とさせる)とアクロバティックさとを両立させたりとかこのヒーローの能力を最 大限に生かしてて上手い。次以降のアイデアどうすんの?って心配になるくらい。
主人公の父娘のドラマに並行して、博士とヒロインの父娘のドラマ、博士と悪役の疑似父子のドラマを配置したりとか、後に効いてくるヒロインの母親のエピ ソード等の構成もしっかりしてるし、台詞のテンポの良さとか(主人公の仕事仲間の脱線しまくりの説明場面とかな)、脚本も安定しまくり。
「アントマン」ってそのサイズだけから付いた名前だと思ってたけど、本物の蟻とガッツリ絡むのな。「アントマンスーツ凄え」ってのと同じくらい「蟻凄え」ってなるw。あと想像してたよりも「アベンジャーズAOU」と繋がる部 分あったので、観てなくても楽しめるが観てるともっと楽しい。
「アントマン」は撮影直前にエドガー・ライト(「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」)監督降板騒動があったけど、不安定さは無かった。つか 原作・脚本・製作総指揮で名前残ってたし。どこからどこまでがエドガー・ライトが考えた領域かは分からないけど、所々に、っぽさはあった。
吹替で観たんだけど、ブラマヨ小杉は洋画コメディっぽい雰囲気出てて結構良かった。ただ余りにも台詞多すぎてちょい無理が来てる部分が無いでもなかったが (あとやっぱ叫ぶ演技は鬼門だな)。内田有紀は米倉涼子よりはマシ。溝端淳平は出番少なかったし特に気にならず。といった感じ。



同じ日に近所のシネコンでやってるカリコレ2015から1本、「ビデオゲーム THE MOVIE」も観た。ビデオゲームを題材にした米のドキュメンタリー。多くの製作者や業界人のインタビューで構成されており、ハンキードリーTシャツを着 た小島監督も出てて、めっちゃいい声で英語吹替えされてた。



映画と言えば、俺にとっての2大映画WEB漫画、「木根さんの1人でキネマ」 の木根さんと「怒りの ロードショー」のトトちゃんをお絵描きしたよ。俺的夢の共演。



トトちゃんが大分自己流になってしまった。

映画日記続き。
先週末は土曜日は近所のシネコンで「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」。前編観たから後編も付き合うぜ。
まあ前編同様『特撮』を楽しむ映画だけれど、前編にあったパニックホラー的な要素が後退して、前編ラストに現れたウルトラマン要素がメインに。ミニチュア の建造物を破壊しながらの人型生命体の大暴れを楽しめるならマスト。
個人的には前編で一番ヒャッハーと楽しんだ巨人描写が殆ど無くなっちゃったのがなぁ。ってんで生理的嫌悪感要素が後退した為(そここそが売りだけど)ゾン ビホラー的残虐性よりも、巨人同士の格闘によるアクション的爽快性が前に出てる。いや、人が思いっきり踏み潰されたりはしてるんだけどw
外的恐怖を用意することで人々を統治する支配体制とか、それに対するそれぞれ異なる反逆とか、ある意味ポリティカルスリラー的要素も入ってきていて、そう いう楽しみ方も出来る映画になっている。というかしようとしているのは分かる。うん、や りたいと思っていることは分かるんだけど…って感じ。
パンフの町山智浩氏のインタビュー読むと、それぞれの意匠に込められた意味とか、細かい設定とか、本当はこうしたかった、とかが分かって、この映画凄く面 白そうって思えるんだけどなぁw 脚本と演出の齟齬ってのが言われてるけど、脚本家の特別な立場(メディアにも出る映画評論家)によってそれが表面化してるケースってのは面白い。
どういう形になるか分からないけど、将来から振り返って、この作品が分岐点だった、って映画になりそうな予感はするので、観て損は無いと思います。こんな 大規模な「特撮映画」も久々だし。まあ、前後編じゃなくて1本にまとめて欲しかったってのはあるけど。後編良かったって人も後編単品じゃなくて前後編合わ せた1本の作品としてって感じみたいだし、1本に纏まってたら、ツッコミ所はあるが見るべき所もある映画、って感じである程度の評価は得られていそうな感 じだったのに、と思った(まあ予算的な思惑とかあるんだろうけど)。



そして日曜日はここさけでも観ようかなと街に出たんだけど、上映時間を勘違いしてて大分待ち時間が出来ちゃったので予定変更して「GONIN サーガ」の方を観た。内容的には真逆だけど。
「GONIN」の19年振りの正統な続編。GONINでの因果がその子供世代まで因縁を残し再び殺戮の地獄が訪れる。ジャンプだマーガレットだとなってい る今の日本映画の中でギラギラと鈍く輝く70年代ヤングコミックの劇画世界。 挿入歌もちあきなおみだよ。
続編であり、かつリブート的でもある今作。ヤクザの裏金強奪を企む5人組とそれを追うヒットマンという構図は前作を踏襲してるが、一人また一人と死んでい くデスゲーム的だった前作とは異なり、殺戮の舞台が最後の一点に収束していく(しかもその場所は全ての始まりの場所だ)感じはお祭り感すらある。
メインキャストは若返ってるんだけど、やっぱり全体的に濃い。ただでさえ濃い竹中直人がヒットマンでしかも鼻にチューブ入れてて常にヒューヒュー呼吸音立 てながらガラガラとボンベ引きずってるというトッピング全部乗せみたいなキャラなのにそんなに浮かないという時点でこの劇画世界の濃さが分かるw
配役で言えばヤクザの親分にテリー伊藤というのもイイね。あの佇まい怖いもんな。んでヘタ打った自分の息子に防弾チョッキ着させて銃で撃ったりするんだか ら。しかしキャスティング最大の見所は病気で俳優引退した根津甚八の今作限りの復帰だろう。鬼気迫るとは正にこの事。生き様をそのままスクリーンに焼き付 けた、演技を超越した存在感。
映像的には、夜、雨、といった石井隆節炸裂で、クライマックスでは建物の中にすら雨を降らせてしまう程。その中で光が乱反射して何も見えない最中、スッと 竹中直人のシルエットが画面中央に入る瞬間とか、ゾクッとする瞬間が幾つかある。土屋アンナが浴室で銃を撃った後割れた鏡に歪んだ姿が映る所とかな。
サスペンス的にも、ヤクザの安藤政信は桐谷健太が裏切者だと分かった、ヒットマンの竹中直人も別ルートで桐谷健太が裏切者だと分かった、だが当の桐谷健太 は自分が裏切者だとバレた事に気付いてない、そんな中で三人が一堂に会する場面のドキドキ感たるや。ただ、全体的には結構ツッコミ所があちこちにあるんだ けどね。



この週末は「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」観たんだけど、感想まだ書いてないから次回の日記に持越しな。もう今回のアントマンだって時機を逸した 感あるのに。

最後に久々の艦これ漫画。(冬コミデレマスで申し込んでるんだからデレマス描けよ)
まきえもんさんの叢雲ちゃんプッシュ攻勢に押されて、俺も叢雲ちゃん描かないとな、という気分になって初描きしてみました。




(画・文 P.I.L.)

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