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 2014年 11月
11月30日(日)
落選クソ野郎のくせになんかサボリ月間に入ってますよ?
いや、最近仕事の方が忙しくてですね。あとゲスト原稿の方をやってたりしててお絵描きする時間が無いんですよ。
平日は帰ってきてからはモンハンで忙しいですし、休日は最近公開ラッシュで映画観るのに忙しいですし(遊んでんじゃねえか)。

ってんで公開ラッシュだったんでこの3週間で大分溜まった映画日記。

11月第2週の火曜日、急に休みになったので街に出て、Vol.1だけは観てた「ニンフォマニアック Vol.2」を。
同じ映画の前後編なんで感想はVol.1と一緒なんですけどね。Vol.2も序盤はVol.1の「笑えるラース・フォン・トリアー」の続き。主人公の性遍 歴の話に童貞ウンチク親父が脱線気味な返しをいちいち挟んでくるあの路線。
コントっぽい笑いも、最初の方の、裸のヒロインの前で2人の全裸の黒人男性がチ○コをギンギンにおっ立てながら(ボカシが入っているがフル勃起しているの は完全に分かるw)ヒロインそっちのけで分からない言語で言い争いしてる場面なんかはかなりのコントっぷり。
でもVol.2も後半になってくると笑いよりエロスの方が前面に出てくるけどね。白眉はSM師の所へ通う下り。夫からこれ以上SM師の所へ行くと子供と一 緒に出ていくと言われたのに結局ヒロインはSM師の所へ行ってしまい、夫と子供を捨ててまで打たれる鞭の快感に心と体を震わせる場面。エロい!
後半の、ヒロインが世話を見てきて心まで通わせた若い女の子に乳首をベローンとしゃぶられる場面とかも即物的にエロい。具体的にヒロイン(シャルロット・ ゲーンズブール)の葡萄みたいにでっかい乳首が若い女優にねぶられて口の中に含まれる瞬間がエロい。
性遍歴を語り終り、物語がVol.1の冒頭に繋がって、長い一夜が明けて終わるんだけど、その後のオチもトリアーらしく物語が終わってそのまま綺麗に終わ らせないんだよな。お前ら結局下世話なエロい物見に来たんだろうって観客に冷や水ぶっかけるみたいなさあ。



そしてこの日は平日休みだったんで映画館に近い名古屋市科学館に行って開催中だった「館長 庵野秀明 特撮博物館」 見てきたよ。
休日は混んでるだろうし、平日でもごくたまに休みになる月曜日は科学館休館なんで、いい機会でした。
「巨神兵東京に現わる」はエヴァQの劇場やこないだのTV放映で観てたけど、今回はメイキングも一緒にやってて、それが面白かったなぁ。単に失われつつあ る昔の匠の技術を現代に再現、じゃなくて、今までに無かった新しい特撮の手法を生み出そうってコンセプトの作品だったのね。

映画日記に戻ろう。その週末は土曜日は寒い中、港まで原チャリで行って「6才のボク が、大人になるまで。」。
とある家族の12年間の変遷を、実際に12年間かけて撮影した意欲作。主人公の男の子が最初6才で最後には18才になるんだけど、それを全部同じ人が演じ ているの。12年間同じ役者達で毎年少しずつ撮影した物を積み重ねて 1本の劇映画にしてるの。
ドキュメンタリーとかTVシリーズとかなら長い年月をかけて同じ人を撮った作品はあるだろうけど、脚本もある1本の単独の劇映画でこの撮り方ってのは今ま で無かっただろうし(これからもあるかどうか)、観る方も今まで映画で味わったこと無かった感情を揺さぶられるよねえ。
「人生は映画である」もしくは「映画は人生である」ってのをこれほど雄弁に証明する映画も無いだろう。目の前に映るのはたった一瞬の光景なんだけど、それ が絶えず不可逆に流れていくことによって構成されていく。そして過ぎ去った瞬間は目の前からは消えていくが心の中には堆積していく物だと。
1本の映画として大きなクライマックスに向けて盛り上げていくって訳でもなく、映画の中で起きること自体は普通の人が普通に経験していく範疇を超えずに淡 々としているんだけど、やっぱ年月をかけて一人の人間が構成されていく過程を直接的に垣間見せるってのは大きなドラマツルギーを抱えている。
実際の人生は全ての伏線を回収しないように、この映画も人生なので前フリっぽいのが後に出てくるとは限らないのですよ。あの2人の子供のその後とかな。た だ、思いがけない所で過去の伏線の回収に出会うのもまた人生なのですよ。あの配管工とかな。ドラマのためのドラマが無い所が面白い。
冒頭であどけない子供だった主人公が最後には髭も生えて車を運転してるの見ると感慨深いものがありますよ。映画ではそういう感慨を擬似的に体感させること はあっても(年齢の違う別の役者とか特殊メイクとかCGとか)、この作品はそれを映画の尺の中で実際的に体感できるんだもんなあ。
この映画は子供の話であり、また同時に母親と父親の12年間の話である所も面白い(パトリシア・アークエットとイーサン・ホークが12年間の撮影に参加し ている)。この映画の感触、ファンタジー要素の無い「おおかみこどもの雨と雪」っ つったら感触が伝わるかなあ。
あと本筋に関係ないけど、父親の友人のミュージシャン役がチャーリー・セクストンって全然気付かなかった。彼も若干17歳でソロデビューし紆余曲折などあ り、ボブ・ディランのバンドメンバーを経て現在も活躍中なので年齢重ねて来た感表れるキャスティング。



翌日曜日は電車で街に出て「福福荘の福ちゃん」。
森三中の大島美幸がオッサン役で主演して話題の映画。吉本主導のイロモノコメディかと思ったら、基本ハートウォーミングに所々シュールな笑いがまぶされた 良質のコメディでした。笑いの塩梅が幼稚過ぎず、捻り過ぎずで絶妙。館内は年齢層問わず笑いが絶えなかったよ。
もう気のいいオッサンにしか見えない大島美幸が好演。つか、この映画、端々に至るまで顔キャスティングがハマりまくってて、主人公もたまたま日本で一番の 適役が吉本の女芸人だったってだけのこと。荒川良々や水川あさみは持ってるキャラを十二分に発揮してるし、周りの人々も全員「いい顔」。
特に同じアパートの住人を演じる芹澤興人の強烈な存在感(連れてる蛇すら良い芝居する!)。そしてカレー屋のマスターを演じる古舘寛治の圧倒的な怪演。カ レー屋での主人公とマスターとのいざこざの場面は両者のやり取りテンポ感とヒロインのアクションが化学反応を起こしていて屈指の名場面になってた。
もうカレー屋で恍惚の表情を見せる客とか、病室の隣の入院患者とかまで挙げてるとキリがないんだけど、顔で笑わせる部分も多大に有るんだけど、決して単な る戯けて笑わせるだけに留まらない部分が魅力。大島美幸がカメラの前で表情を作ろうとして上手く行かない場面なんか正にそう。
エッジィ過ぎずベタ過ぎずなんで幅広い層に受け入れられそうなのが強み。海外でウケたのも成る程なという感じ。俺が観た時館内は年配の方多かったけどドッ カンドッカン受けてたもんな。自分の親の世代にも面白い日本映画が有るよとお勧めし易い。勿論トボけた感じの笑いは若い人でもOK。



先週末は土曜日は街に出て「ザ・レイド GOKUDO」。
アクション映画の金字塔「ザ・レイド」の続編にして順当なパワーアップ版。ワンシチュエーションにドラマとアクションを濃縮した前作のようなヒリつく緊張 感には及ばないかもしれないが、前作に無かった要素がバラエティ豊かに膨らみ、勿論今回も面白い!
前作に無かった要素としてインドネシアマフィア、新興暴力組織、日本のヤクザ、汚職警察といった複数の組織の陰謀詭計が渦巻く世界に潜入捜査官の主人公が 巻き込まれていくマフィア映画としての面白さ。大物ボスと認められたい血気盛んな二代目とか、仁義が通じない新興勢力とか、ツボはしっかり。
そして敵側の戦闘員のキャラ立ち。カランビットナイフ使いの名も無き暗殺者や、金属バットとボールで闘うベースボールバットマン、その妹でハンマー二刀流 (釘抜きの部分もガンガン使う!)のミステリアスな美女ハンマーガール、分かれた家族への仕送りの為に人を殺す哀愁溢れる殺し屋まで。
前作には無かったカーアクション。カーチェイスと銃撃戦と肉体格闘が混然一体となった「痛いカーアクション」の生々しさが、ハリウッド製のCGバリバリ使 いで綺麗にコーディネートされたカーアクションに慣れた身には超フレッシュ! カースタント見てて「うわ!この人大丈夫!?」って思うの久々!
勿論この作品最大のキモ、格闘アクションもキレッキレ!容赦ない肉体破壊の嵐!終盤の主人公と暗殺者の一騎打ちも、最初はチェスでも指すかのように手の読 みあいから始まりながら、次第に主人公が「お前とは背負ってる物とくぐり抜けてきた修羅場が違う」と徐々に圧倒していく場面は泣きそうになった。
シンプル・イズ・ベストだった前作と違い、物語の幅が増えた分、編集や演出が凝ったものになっていったのは正当な進化かもしれないが、ちょい散漫になった り分かりにくくなったりって感じる部分が無いことは無いが、アクションの爽快感と興奮を削ぐものではないので全然問題無し!



日曜日は近所のシネコンでハシゴ。1本目は「インターステラー」。
(映画にしては)バリバリのSFながら(いや、だからこそ)圧倒的にエモーショナルなストーリー。人間の想像すら及びつかないような遥かに遠く離れた距 離・時間・次元を越えて結びつく逢瀬がある。それも親子というミニマムな繋がりによって。こんなん泣く。
宇宙に対する強烈な憧れと畏怖の念。人間という種がその成長の過程において本来抱えていた筈なのに忘れ去られてしまっていたその感情を強烈に揺さぶられる 骨太エンターテイメントでした。こんな志の映画をこんなスケールで見られる幸せを噛みしめる為にも劇場へ急げ。
本格的なSFクラスタからすれば突っ込み所も多いんだろうし、知識が無さ過ぎても(二次元と三次元の区別すらつかないようなレベル)チンプンカンプンなん だろうけど、普通にアニメや映画を楽しむレベルでは十二分に面白かったと感じたよ。
『ストイックゆえに圧倒的なビジュアル』って庵野秀明が評していたけど、有名な理論物理学者キップ・ソーンの全面的な協力の下(この映画の製作総指揮まで 担当している)作り出されたワームホールやブラックホールのビジュアルのセンス・オブ・ワンダーだけでもご飯何杯でもいける。
科学的なデータの下ビジュアライズされたそれらだけではなく、クリストファー・ノーランらしいハッタリ感溢れる画作りも勿論健在。山脈のように巨大に聳え 立つ大波とか、5次元空間に3次元空間をマッピングしたある空間の描写とか、これまたセンス・オブ・ワンダー。
ビジュアル面といえば主人公たちの相棒となるロボットの造形も無骨すぎて古典SFを思い起こさせるというか逆に新しいというか。外見は無機質この上ないの に、その挙動と語り口で逆にめっさ感情移入させてくれて近年の映画のロボットでは稀に見る人間味を獲得している。
ネタバレ避けるためにストーリーには触れないけど(物語自体はそんなに難しい話じゃないし序盤の謎に対するオチもすぐ読めるレベル)、壮大な話を個人と個 人の繋がりに帰結させる語り口は好き(逆にその繋がりを失った時の怖さも描いている)。
後半に、予告編や事前情報では一切名前が出てなかった有名俳優が出てて、あれ?この人本人?それとも似てる役者?ってそっちの方が気になってしまってちょ い集中できなかった瞬間があった(吹替だったから声で判別できなかったのだ)。やっぱあの人でした。



続けて2本目観ようと思ってたけど、インターステラーの余韻に浸るため1本分遅らせてから、この日の2本目「紙の月」。
「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督最新作。主婦による巨額横領を扱った物語ながら、芝居や演出的にカオスやロウに振り切ることなく、表面上ニュー トラルに見えながら内面の沸々とした感情の揺らぎを丹念にきめ細かく描写した映画で、さすが吉田大八、さすが宮沢りえと唸った。
巨額横領をするヒロインを完全な被害者にも加害者にも描かないバランスがユニーク。肩入れして感情移入したくなる悲劇の転落ドラマにもせず、思わず応援し たくなる悪のピカレスクロマンにもせず。なのに豊饒なドラマ性を内包し、鑑賞後はある種の爽快感すら抱かせるという達人の仕事ぶり。
宮沢りえも素晴らしかったが、彼女の中の天使と悪魔を具現化したようなキャラクターを演じた小林聡美と大島優子も素晴らしい。特に小林聡美。事件発覚後の 事後処理と思われた終盤の宮沢りえとの会話シーンで立場が二転三転していき最終的にお互いの心の中に抱えていた本当の感情に気付く場面とか凄い。
少女時代の回想シーンも含め、人はその理由に善意があると罪へのハードルが低くなる、と言うか罪であるという意識自体が薄れる、というか実は横領という罪 そのものにフォーカスしてるのではなく、社会的に許されない手段でも心の隙間を埋めた人の方が幸せなのか?という問いかけだよね。
だから金額の大小とか愛欲の深さ(あの大学生も結局タイの子供の延長線でしかない)ではなく、結局は自分の気持ちに気付けるかどうかで、最後に自分の気持 ちに気付き、文字通り自分を取り囲んでいる籠をぶち破って疾走するヒロインにある種の爽快感を感じるという。
と言いつつ、横領の手口の描写自体もリアルに詳細に描いていて、その部分だけ取り出してもサスペンスとしても十分面白いんだよね。あのプリントごっこ使い とかさあ!(物語の舞台は90年代前半) バレるバレないサスペンスの部分もしっかりしてるし。
にしても宮沢りえの『一般の職場で働いてる中年女性の美人の上限』っ ぷりは絶妙だったな。



この週末は街に出て先週ようやく名古屋で公開が始まった「アン ダー・ザ・スキン 種の捕食」。
監督はジャミロクワイのPV等で知られる鬼才ジョナサン・グレイザー。今年観た中ではダントツで変な映画。ジャンル分けすれば侵略モノSFなんだろうけ ど、その侵略行為を説明や解説が一切無くてただ起きている事象だけを冷静に描写するという映画。
脚本もあるSF劇映画なんだけど、まるで、ある捕食動物の生態を捉えた自然ドキュメンタリーを見てるような不思議な感触があるんだよね。罠を仕掛ける様 子、捉えた獲物の処理方法。この映画台詞も殆ど無くて、それもネイチャー映画感を強めている。ドキュメンタリーの動物が心情吐露とかしないように。
淡々と捕食行為を繰り返しているヒロインがある時、捕食対象の生物にいつもと違う感情を抱いたことからその生態に狂いが生じていく模様が描かれていくんだ けど、自ら説明しないから、観客がその異常の様子をくみ取っていく作業があるのが面白い。説明過多な映画も少なくない中この突き放し方は新鮮。
冒頭の映像からしても何かよく分からない映像が何の説明も無く流れてくんだけど、ああ、これ擬態を形成してる作業の描写なんだろうなとか、全編ずっと無言 のライダースーツの男も女王アリに対する兵隊アリの役割の存在なんだろうなとか、そういうくみ取り作業をそれぞれに補完していくの楽しい(当たってるかど うかは別にして)。
全編、人間の肉体という物のビジュアルに対するフラットな視線からのアプローチがなされてて視覚的ゲシュタルト崩壊が起こるというか。例えば自分の手をず うっと見続けていると、こんな物がこんな動きするのかとグロテスクな思いに囚われる瞬間の感覚を映画の形に再構築したような作品。
あと長々と言っても、やっぱこの映画のキモはスカーレット・ヨハンセンの肉体ですよ! あのムッチムチのボディーの皮膚の下に別物が隠されているような異 物感あっての映画。惜しげなくヌードも全開でのっけからその巨乳をバルンバルンぶら下げてますよ! スカヨハのボディーだけでお釣り来るよ。



何とか絵を1枚だけ描いたので絵日記更新できるよ。
昨日の「いい肉の日」に慌てて描いたギャン子ちゃん。



「おしえて!ギャル子ちゃん」のコミックス買った記念も兼ねて。


11月10日(月)
はい。今回は冬コミ当落発表スペシャルだよ!

『貴サークルは残念ながら抽選洩れとなりました』

イエーイ! ゲームし放題だー!

つても最近FF14やってないんス。一応当落発表直前から封印してましてね。
ま、落選したんで封印解いていいんですが、今はモンハン4Gが面白くてそっちばっかりやってます。
ぼっちプレイなんで村クエちょろちょろやってるだけでG級なんてまだまだなんですが。
ただHR6にならないと出ない大型モンスター(=手に入らない素材)があったんですが、ここだけウメさんに手伝ってもらってHR6になりましたー。
また壁にぶつかるまではしばらくモンハンだなあ。原稿しなくていいのでね
ずっと双剣メインでやってたんですが、4Gからメインがハンマーになりました。元々下手で空振りが多いので1発のダメージが大きい武器にシフトチェンジ。 宗教上の理由でガードしないという戒律は守ったままなんですけどね。

つー訳で最近は冬コミ原稿予定だったラブライブとは全く関係ない絵をつらつらと描いたりしてました。
次のプリ キュアのタイトルが「Go! プリンセスプリキュア」になるかも、というニュースを聞いて描いた絵。

僕が想像するプリンセスプリキュア


映画日記。
実は前回の日記書いた日に観てたんだけど感想書いてなかった「FRANK フランク」。
世界一のイケメン、マイケル・ファスベンダーが終始張りぼての仮面を着けている事でも話題になってるちょっとコメディ。でも単なる、普通の風景にマスクが 紛れ込んでる違和感だけの出オチではなく、色々な事を考えさせられて最後にはホロッとさせられるほろ苦な映画。
ルックスはフランク・サイドボトム、音楽性はキャプテン・ビーフハート、パーソナリティーはダニエル・ジョンストン、という風に構成された主人公だけど、 それらの名前を知らなくても、コミュ障と才能をめぐる物語として、俺の場合は同人・絵描き界隈の世界に重ね合わせたりしながら観てた。
才能の無い凡人がたまたま天才の身近に居合わせることが出来た時、まるでその才能が自分にも所属している物と勘違いしていく過程とかさあ。自分のネットの フォロー数を心の拠り所にワクテカして大きなイベントに臨んでいくんだけど…とかさあ。音楽やってなくても、ああ…って共有できる感覚の筈。
フランクがやってる音楽はアウトサイダーなんだけど周りの人間を惹きつける天才性を持っている、っていう高いハードルを表現しなきゃなんないんだけど、映 画を観ている人にも伝わるよう、ビーフハートと表現するには結構ポップで、ちょっとストレンジだけど耳触りは良いって塩梅にはなってるかと。
個人的には、主人公がツイッターやってて、時折そのツイートが表示されて、その内容とハッシュタグで主人公の思ってる事とその本心が表されるって演出が面 白かった。You Tubeの閲覧数に一喜一憂する展開も含め、現在、表現をする人を扱う映画として非常に今っぽいしリアルだよなぁ。
マイケル・ファスベンダーの演技だけど、マスクで顔を隠してのすっとぼけた芝居も妙なおかしみがあって良いんだけど、真骨頂はマスクが破損してからの演技 で観客に、あ、マスクの意味って、と気付かせる部分だよな。ラストの表情、というか視線の変化とか絶品。やっぱウホッいい男。



ラブライブとは全く関係ない絵その2。プリパラ絵。


レオナきゅんが男の子だと知ったみれぃさん


先々週末はマッチョ2連発。
まずは映画の日に「ヘラクレス」。
予告の感じとか、ロック様主演でブレッド・ラトナー監督とか、観る前に「まあこんな程度の映画だろう」と正直なめていたのですが…これ、古代野蛮アクショ ンの傑作じゃないですか!スルー予定だったのが「予想外に良い」って評判聞いて観に行ったんですが、なめてて済まなかった。
予告見てファンタジー系アクションだと思うでしょ。ヘラクレスは神ゼウスの息子だし、九頭の大蛇ヒュドラと戦ったりしてたし。しかし実際はヘラクレスを一 人の傭兵として描き、神話的要素は「そう言われている」って位置付けにして、あえて虚実を明らかにせず非現実な物の直接描写を避けている。
だから、ヒュドラやケンタウロスやケルベロスが出てきても、あーそういうのね、じゃなくて、え?そんなの本当にいるの?って興味の引き方出来るし、ヘラク レスの神話的英雄譚も、敵を威嚇するため、もしくは味方を鼓舞するための戦略として主人公が利用しているって描いていて面白い。
そして味方を鼓舞するための英雄的存在を自分に向けるクライマックスが素晴らしい! 仲間は捉えられ、自分も身動きが取れぬ中、目の前で罪なき人が卑劣な奴らに殺されようとしている! 俺は何も出来ないのか! 仲間が言う「お前は誰だ!」 「俺は…ヘラクレスだ!!」 大・号・泣!
ってな訳で実は「300」よりもファンタジー度が低いよ。「グラディエーター」の方が近いかも。主人公達が市民を兵士として鍛え上げていく過程も燃える し、その初戦の場面も野蛮な時代の戦争のぶつかり合いが迫力あるし面白い。そんな中にも刃物付戦車みたいなケレン味溢れるギミック出してくるしw
もう最初のさあ、ヘラクレスが悠然と歩き去るのを野盗が追っかけてくんだけど、ヘラクレスが仲間の名前を一人一人呼んでくとそいつが現れて得意武器で野盗 を仕留めていく仲間紹介シークエンスだけで痺れる。その仲間も槍使いの預言者とか言葉が喋れない野生児とかアマゾネスみたいな女弓使いとか!



翌日近所のシネコンで「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」。
もうこちらは「こんな感じだろう」と思ってそのまんまが出てくる、予想は裏切らないが期待も裏切らないヤツ。もう「洗練? こまけえ事はいいんだよ!」という大味アクション炸裂(褒めてます)。勝負を決めるのは火力と筋肉量だ!
そういう大味アクションも自覚的にやっていて、劇中に若い世代の傭兵たちを出し、その今風の手口と比較させることによって自分たちがオールドスクールであ ることを言い訳もせず表明してるんだけど、「だが俺達にはこれしかないし、これが最高だと思ってるんだよ!」という魂の叫びが込められている。
スタローンが若い部隊を率いて敵の居場所に乗り込む時「四方から一気に攻め込む」って作戦を説明すると、「ただ突入して撃ちまくるだけ? 85年ならともかく」と呆れられたりするんだけど、その若い奴らが捕えられた時は小細工無しで堂々と乗り込んで派手にぶっ放して奪還していくんだよね。
新加入のウェズリー・スナイプスも序盤でギラギラした所を見せるんだけど、もう一人のアントニオ・バンデラスがポジション的にもオイシイ役。登場シーンは 笑っちゃうし、劇中多分一番台詞が多いw 悪役のメル・ギブソンは肉体的には普通の人だけど、地のダーティーさが出てるのか、演技は流石の凄味。
さすがに年取ったせいか皆そんなに機敏に動けない中、今回格闘アクション的に一番動いていたのが若い部隊の女兵士を演じた女性格闘家ロンダ・ラウジー。立 ち技や関節技をバキバキ極める所とかカッコイイし、何か腋だけ見える衣装着ていて、両手縛られて吊るされてる時に腋に視線が行っちゃって…。
そしてこのシリーズ最大の楽しみが最後の打ち上げ!今回もあります!もう尺も打ち上げ参加人数も最大!殆ど全員来てます。勿論ダーツの的にナイフ投げたり してキャッキャしています。ホモソーシャルを超えてホモセクシャルの領域に突入しちゃってるヤツまで!←ここが今回一番インパクトあるシーン!



この週末は久々の夜勤明けだったので土曜日は寝て終わってしまいました。
日曜日は午後から109シネマズで「サボタージュ」。
80年代アクションヒーローの権化みたいなシュワルツェネッガーを現代風リアルアクションに放り込んだ時に生じる軋轢を面白がる映画かなと思ってたのだ が、意外と今のシュワルツェネッガーは柔軟にマッチしてて、良い年の取り方してるなあと思った。
銃器の扱いも昔のシュワ映画やエクスペンダブルズみたいな豪快さ優先ではなく、ゴリゴリのリアル志向なのだが、今のモードとしてはこっちのタクティカルな 方が盛り上がるよね。物足りなさなんか全然感じません。血と肉片が惜しみないゴリゴリっぷり(下手なホラーよりスラッシャー)も良し。
シュワちゃんは麻薬取締局の特殊部隊を率いるボスという役どころなのだが、途轍もない荒くれ者集団である特殊部隊を束ねる男として、威厳的な部分は勿論、 肉体的な部分でも引けを取らない、完全武装した若いマッチョな男達の中央に立っている姿が凄い様になってるというのはシュワにしか出来ない。
敵は今流行りのメキシコ麻薬カルテル。ってんで麻薬カルテル対DEA(麻薬取締局)の壮絶な戦争!と思いきや、そういう部分もあるけど、どっちかというと 内部の見えない敵を探っていくミステリー的要素が想像以上に大きかった。DEAメンバーよりも市警の殺人課の刑事が物語上のメインとなっていくし
んで、今のシュワちゃん、存在感に奥深さが加わった分、ずっとこいつが一番怪しく見えちゃうというw 「トータル・リコール」の頃なら自分が悪者でしたっ て言われても、でも最後には正義の味方になるんでしょってある意味安心して見れたけど、今回のシュワは最後の最後になっても油断が出来ない。
あと、DEA特殊部隊の紅一点キャラのビッチっぷりが凄い。いやビッチなんて洒落たものじゃなくてアバズレと言った方が近い。ミシェル・ロドリゲスが幼女 に見えるレベル。後でこの人が「ワールド・ウォーZ」でブラピの嫁さんやった人と知ってビックリした。女優って凄えなあ。
そういやこの映画、最後の闘いが完全に西部劇になってた。前の主演作「ラスト・スタンド」も西部劇だったよな。シュワちゃん西部劇がやりたいのかな。ただ でさえ客が入らないジャンルだからこういう形でやってるだけで。



映画を観た後は隣のZEPP NAGOYAでライムスターのライブ! King Of Stage Vol.11
前回はホールだったけど今回はまたスタンディング。個人的にはスタンディングの方がいいかなあ。ライムスターのライブは盛り上げ方には長けてるが、押しつ けがましさは希薄なので年寄りでも楽しめるわ。中身はベテランらしいサービス精神に溢れた楽しいショーでした。
やっぱ曲目は活動再開後の曲ばかりだけど(いつまでも昔の曲で盛り上がっていてどうする、というメンバーの矜持もあるみたいだ)、「B-BOYイズム」と 「グレート・アマチュアイズム」はやってくれたのでオジサン嬉しかった。
名古屋のみで見られたハイライトシーンは、ステージ上で突然話しかけられて「え?」と素のテンションで返してしまったDJ JIN氏と、「電話に出んわ」の客のレスポンスでしょうか。

ラブライブとは関係ない絵。その3。
久々の艦これ絵、ちゅてもパロだけど。

あかぎ昔話『ボーキサイト編』


元ネタはコチラ


(画・文 P.I.L.)

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