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2013年 10月
10月20日(日)
はい。隔週開催、週末の語 らい。

ってんで先週は地元のプリキュアオンリー行ってきましたよ。ちゅか総合とオンリー合同が一つに纏まったようなイベントで完全なオンリーじゃないんですけど ね。
イベント前になって急にプリンタの調子が悪くなり…いや、「急」じゃないな。そもそもプリンタを使うことが冬コミと夏コミの年2回しかないから(ポップと サークルリストの印刷のみ)、今回は10か月以上振りの使用になるんだよね(夏コミ行ってないから)。そりゃ調子も悪くなるよ。
結局ポップはデータをメモリーに入れてコンビニで印刷。印刷レベルも家でプリントアウトするのと変わらないし、家では出来ないA3サイズのプリントも出来 る。いや、便利な世の中になったなぁ。

という訳で当日。プリキュアのリアルタイム視聴を諦めライダーの途中で家を出る。でも当日の朝に家出て間に合うっていいなあ。東京の人はコミケの時とかこ ういう気分なのか。ぐぬぬ。
しかし地元イベントということで気が緩みきっていたのか、会場に着いてから釣銭を用意した手提げ金庫を家に忘れてきた事に気付く。チケットと同じくらい重 要な物だろう…。結局開場前にこまめな買い物をしていくらか用意。
まあ、結果から言うと杞憂だったんですが。


設営完了


いざ開幕〜。非常にまったり(イベントじゃなくて俺のサークルが)。なんで早速自スペースを留守にして買い物回り。
知り合いもいないし、本も出ないしで、まあアウェー。
眠気に襲われてウトウトしてたら、近くのサークルの響コスの売り子さんがリアルJC と判って一気に目が覚めた
とかまあ、そんなこんなで特筆することも無くスーッと終了。やっぱ数は出なかったなあ。まあこんなもんかの最下限って感じ。別にいいけど。しかし名古屋と は言えどオンリーでこんだけしかハケなかったんだから、(受かったら)1日目で参加する冬コミは発行部数を下方修正する必要があるな(部数の心配よりも中身を頑張れ)。

イベントの前日の土曜日は街に出て109シネマズで映画のハシゴ。
まずは「死霊館」。
怖くて面白い、良いホラー映画。悪魔祓いモノって、映画よりも実際に起きた事例のレポートの方がずっと面白い場合が往々にしてあるが、この作品は映画なら ではの醍醐味を加えながらも実話系の面白さが堪能できる(まあ、元が実話なんだけど)。
グロさはかなり薄めで、血も殆ど流れず、ビックリ箱的な驚かしにも余り頼らず。でも音と陰を駆使した丁寧な演出で恐怖を盛り上げて行く手腕は流石信頼出来 る男ジェームズ・ワン監督(「SAW」(1作目)「狼の死刑宣告」)。見える所と見えない所の絶妙なバランスが古典的な風格も(個人的にはもうちょっと見 えなくてもいいと思ったくらい)。
序盤で丁寧に怪奇現象をジワジワと描写していき、中盤に心霊研究家夫婦が到着してからは特殊能力と(当時の)最先端技術を用いて「敵」の姿を浮かび上がら せ、終盤ではアクション映画ばりのテンションで全面対決に突入、と弛みの無い構成。研究家側が現象に懐疑的でなかなか対決に入らずヤキモキするというパー トが無いのも良い。
ホラーだけどグロさやエグみは殆ど無いし、最終的には家族愛という所に着地して後味も良いので、積極的にホラーを見ない万人にも勧めやすい映画。映画館で 緊張感や恐怖を体感したい人にオススメ。あと被害者一家の幼い五人姉妹が皆可愛いのでそっち方面の人にもオススメ。



続いて2本目「クロニクル」。当初は首都圏限定 だったのが拡大公開で名古屋でも観れるようになったのが嬉しい。
そして口コミの評判で拡大公開を獲得した映画は面白かったよ! 超能力というモチーフ、ファウンド・フッテージの手法、突然大いなる力を手に入れてしまっ た若者、と決して斬新とは言えない題材と高くないバジェットながら、まだまだ見せ方次第、工夫次第で面白い映画を作ることが出来る事を証明した傑作。この 新鮮な驚きは「第9地区」を観た時に感じたものに通じるなあ。
大友克洋の「AKIRA」「童夢」を引き合いに出されて語られる本作。超能力描写やキャラクターがこれらを彷彿とさせる(影響下にあることも公言してい る)が、リアルな描写によって超能力という非日常を日常に落とし込んでその異形性を際立たせる手法も大友作品っぽい。
常に作中人物が撮った映像で構成されているPOV方式だが、低いバジェットで(いやバジェットには関係無いかも)超能力というものをリアルに見せる事に貢 献し
てるし、超能力の熟練度が上がることによってカメラワークがスムーズなものに移行していく事も出来て本当にやり方が上手い。
力を手に入れてから、力自体や使い方が成長していく部分が面白い。あの飛行訓練からの場面とか超フレッシュ。ここもPOVが非常に有効に効いている。最初 の方は下らない悪戯に使っていたのが、力が増大するにつれてウルトラスーパーデラックスマン的方向に堕ちていくのが切なすぎる。
肥大した力が誤った方向に暴走した結果のクライマックスの大バトルも監視カメラやTV中継の映像を効果的に使うことで低バジェットなのに最初の力のせこさ から遠い所まで来てしまった感もあって、尋常じゃない迫力と緊迫感を出すことに成功。最後にはヒーロー誕生譚的カタルシスにまで達する。
あくまでもキャラクターを中心にした(ちょっと歪んでるけど)青春物語にしてあるのも良い。やっぱ主演のデイン・デハーンの魅力が大きい。「ディカプリオ の顔にベニチオ・デル・トロの眼」って宇多丸師匠が表現していて的確過ぎて笑ったけど、これから名前を何度も見ることになると思うよ。つか日本じゃこの後 に出演した「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命」や「欲望のバージニア」の方が先に公開されたけど、この後「メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー」のドラマパートの主役や「アメイジング・スパイダーマ ン」の続編のハリー・オズボーン役が控えている。



この週末、金曜日が急にお休みになったので、折角の平日休みなので、休日だと混んでるので行かないスポットに行きたい。具体的に言うと名古屋市科学館。 あー、科学館行くの何年振りかしら…と思ったら金曜日休館日だった…。
そこでちょっと路線変更して、地元に住んでるのに行ってない所に行ってみようシリーズを開催。こないだイベントで愛・地球博記念公園行ってきましたが(私 は愛・地球博には行っていない)、この日はセントレアこと中部国際空港に来てみました。



カウンターの上にニンジャがいる国際空港、それがセントレア。
何かすることが目的じゃなくて単に来ることだけが目的だったのでスカイデッキで飛行機見て、空港内にあったフレッシュネスバーガーで昼飯食って帰ってきま した。
そして街で映画。「ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜」。
ミシェル・ゴンドリー節効かせまくりのファンタジックラブストーリー。とにかく映像。アナログ感溢れる特殊映像をこれでもかとぶち込む。ビョークのPVが 90分続くような物だが尽きる事無くアイデアを出し続ける耐久レースと化している。
CGで何でも出来る時代だからこその本物の質感だから出せるマジックというか。カクテルピアノや沢山のタイプライターが流れていくオフィス、瞬時にその姿 を変える回転式温室等のガジェットの楽しさ。物を動かす際も敢えてストップモーションアニメ調の動かし方をしてライブ感を演出。
ただこれらの映像効果が、映像の魔法に留まり映画の魔法まで昇華されてない感も(例外は終盤の徐々に色彩が失われていく演出か)。ここいらの映像表現は原 作小説の忠実な翻案でもあるらしいので、原作読んでると面白さもあるのかも。特にその手の表現が多いディレクターズカット版は(自分が見たのはカットされ たインターナショナル版の方)。
映像派と呼ばれる監督の中でもミシェル・ゴンドリーの、そして今作のアイデアの手数の多さという点では他を圧倒してるし、それらが単に実験的でノイジーに ならずに一定の感情のトーン内に収めているってのは凄い事なんだろうな。少なくとも他では見れないし、逆に一目見たら直ぐにミシェル・ゴンドリーと分かる 代え難い存在感。



土曜日も街に出る。名古屋まつりやってたよ。ナナちゃん人形が街中を練り歩いてた。



カイジュウカテゴリー1くらい。

先週観損ねていた「トランス」を。
「トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督最新作。アカデミー賞獲ったり、オリンピックの開会式の演出をしたりしても 丸くなることなく、拷問もフルヌードも有りの小規模で猥雑なスリラーやる所がやりたい事やってる感がしていい。あと、まさかのパイパン礼賛映画とは…。
絵画強盗団の一味である主人公が記憶喪失で盗んだ絵画の隠し場所を忘れてしまったことから催眠療法を使って在りかを探し出そうとする物語。いつものスピー ド感あるスタイリッシュな演出で現実世界と催眠下の意識の世界がレイヤーとして何層も折り重なりを描くのでドラッギーで落ち着く暇が無いぜ。
終盤になって記憶のレイヤーが一枚、また一枚と剥がされていく過程がスリリング。謎解き映画ではないが(事件の核にそんな事言われなきゃ分んないよっての があるので)、この思いもよらなかった方向にある真実に引っ張られるドライブ感は心地良い。主人公に感情移入している程、振り回される遠心力が大きくな る。
虚構と現実の区別が曖昧になる系の映画だけど、ミステリーの体裁を崩す程にはやり過ぎていないので安心。映画の最初と最後でキャラに対する印象が全く変 わってくるが、ジェームズ・マカヴォイ、ヴァンサン・カッセルという幅の広い演技が出来る役者のお陰でこれまた安心。で結果、意外と安定感ある。
音楽がアンダーワールドのリック・スミスなんだけど、単に絵画泥棒と痴情の縺れの話なのにやけに音楽が壮大で、記憶や人の心を扱った映画のモチーフもあっ て凄い荘厳な話のように思えてくるのが面白かったw



日曜は雨降っていたので一歩も外に出ず家の中でモンハンやってるか、寝てるかの怠惰な休日でした。雨が降ってなきゃ近所のシネコンでパシフィック・リム 4DX版観に行ってたのになあ。つか、コミティア行きたかった。まあ雨が降ってなくてもコレ(指で円を作る)がねえ…。
最近はモンハン中心の生活。村クエをちまちま進めてスタッフロールを見る所まで来ました。集会所の方は殆どやってないのですが、ぶる姉とウメさんに手伝っ てもらってハンターランクが4になりました。

最近モンハンに比重が寄っているため艦これのプレイ頻度が少なくなってきているのですが、今日も艦これ漫画。
雷電天龍、プリキュア映画を観に行く。




次回の更新が再来週なら、もうアレか。冬コミ当落発表スぺシャルか。艦これ漫画じゃなくてドキプリ漫画描けよ。


10月6日(日)
という訳で半月振りの日記 です。半月前がどれくらい昔かというと、皆が艦これを一旦休んでクッキーを焼いていた頃です。
いや、原稿サボリ月間で原稿描いていたのですよ。ってんで告知〜。
今度の日曜日の名古屋のプリキュアオンリーに出ますよ〜。

レインボーフレーバーNAGOYA
場所:ポートメッセなごや
日時:10月13日(日)
スペースNo.:い05
RICK RUBIN(リック・ルービン)

ですよ〜。そして当日の新刊はコチラ↓


"Pop Goes The Weasel" (「ドキドキ!プリキュア」一般向け:オフセット B5 20P \300)

今回のイベントのみの売りです(大量に売れ残ったら書店委託するかもしれませんが)。
あくまでも冬コミ新刊準備号という位置づけなので、冬コミ受かって本を出す場合は今回の本の内容が入った新しい本を作り直します。今から冬コミまでに本1 冊分のネタ描けないってのが最大の理由なんですけどね。

という訳で当日は宜しくお願いいたします。

半月の間に大分映画も溜まってんだ。
まずは2週前、金曜日に仕事の後近所のシネコンへ行って「エリジウム」。
「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督の新作。やっぱこの人のセンスつーかSF魂つーか、良いな! 兎に角見てるだけで心が躍るガジェットが満載過ぎて もう…。ハイテクとローテクが渾然一体となったオブリビオン・ミーツ・マッドマックス的世界観がたまらん。
もうオープニングの、貧困層が住む2154年のロサンゼルスと富裕層が住むスペースコロニーの描写だけでグッと来る。物語のメインは、富を独占する富裕層 に対する貧困層の革命って感じだが、富裕層が独占する富の最大の物が「最先端医療」ってのがなるほどねえって感じだわ。
サイバーパンクを髣髴とさせるような多様なガジェットが楽しすぎて。耳の後ろにコネクタを繋いで脳内のデータをダウンロードとかな。戦闘用強化外骨格なん てのも登場するが、装着方法が身体に直接ビスで留めるって! 後頭部のディスプレイもやたらドット粗かったりとか、このアンバランス感覚が好き。
あと銃器類も楽しい。変なハイテク装置が銃口にマウントされたAK-47とか(150年後でも使えるのかよ)。んで「第9地区」でもあったゴア的描写も健 在なのが嬉しい。人を吹っ飛ばす時は容赦はしません。ただ肉体格闘アクションの場面に関しては若干ゴチャゴチャして見にくい部分はあるかも。
「第9地区」と比較しても、主人公が成り行きとは言え世界を変える戦いに身を投じるという熱さはあるし、今回はサイコキラーな強烈な悪役は出てくるし(演 じているのは「第9地区」のヴィカスさんだ)確実にバジェットもアップしてるので見ごたえは十二分にあるよ。「第9地区」好きならマスト。
ただ物語が何処へ向かうか全く予測不能だった破天荒な「第9地区」に比べると今回はちょっと優等生なので方向性や着地地点はほぼ予想範囲内だったりします けどね。



2週前の土曜日は街に出て「ウォーム・ボディーズ」。
ゾンビ・ミーツ・ガールと言うべきロマンティックコメ ディ。ゾンビの一人称語りという視点がユニークだし、萌え(勿論萌えの対象はヒロインではなく、ゾンビ系男子のR君)や燃え(最後の共闘!)も含みつつ、 最後には「人を人たらしめるのは愛である」という感動に着地。
お前らゾンビって何も考えずアーとかウーとか唸ってるだけだと思ってるだろうけど、俺らは俺らで色々思い悩んでる事があんだよ。って饒舌なモノローグで語 る導入部からして独特で面白い。ゾンビ達がかつては持っていた人間的な物を渇望してるってのは今まで余り描かれなかった所だよね。
主人公のゾンビ青年、R君がキュートなんだよね。ルックスも地がイケメンでゾンビながら気持ち悪くなり過ぎないラインだし、赤のパーカーも似合ってるし、 音楽の趣味も良いし(しかもアナログ派だ)、下着姿でドギマギする純情派だし、彼女に嫌われないようにと奮闘する姿は健気だし。
ゾンビと人間というロミオとジュリエット的な恋愛物語としても見れるけど(モロなバルコニーシーンもあるし、そもそも2人の名前が「R」と「ジュリー」 だ)、プリンセスストーリー的な物としても見れるよね。ヒロインの子が王子様で、ゾンビのR君がお姫様な。最後に王子様のキスで魔法が解けし な。
ゾンビ映画としてのルックスも意外とちゃんとしてる。ゾンビ映画蔓延後の荒廃した舞台もちゃんと作ってるし、あとワールドウォーZよりもゾンビがちゃんと 人を食うしな(それでも抑え目だけど)。にしてもアレを小分けにしてちょこちょこ食うのは笑ったw。あとこの映画、ラストカットが素晴らしい。



先々週のお絵描き。
マイカタさんがモーニングのWebコミック サイトで連載してる「かたくり」が400回を迎えた ので記念お絵描き。こないだ300回記念絵を描いたと思ったのに、平日毎日更新は早いなぁ。
マイカタさんはエロスに寛容なのでのびのびとマイカタキャラでエッチな絵が描けるよ。ってんでエッチな絵。

「かたくり」400回記念絵


エロカッコイイのエロ多め」のラインを狙ってみたけど、ただの「ウホッ!」になってしまいました…。

続きまして先週の映画。
良い評判を聞いてて気になっていた「あの頃、君を追いかけた」 が近所のシネコンでかかったので観に行ってきました。
台湾の青春恋愛映画。いやー、甘酸っぱかったわ。「理解の入口に立った瞬間が最高のトキメキである」という物言いが有るが、焦らずじっくりとここへ持って 行き、そして敢えてここから撤退するという勇気。届きそうだったのにという思いがラストを素晴らしくする。
「男はどうしようもないバカ」というのが終始徹底されているので(下ネタ連発は好みが分かれるだろうけど)、いけすかなさが薄くて素直に主人公の恋を応援 出来るのがいいね。中盤の恋愛映画お馴染みのすれ違いも、原因がバカ過ぎて新鮮だし、憎めない。
あと恋愛映画の最大の肝はヒロインの可愛さだが、この映画は合格ラインを余裕でクリア。優等生タイプでマジ可愛い。特に泣くシーンが良い。最初の悔しくて 情けなくての食いしばり泣きも良いし、2度目の「エグッ、エグッ、ヒグッ…」って泣きじゃくりも堪らん。にしても何故男という生き物は可愛い女の子を見る とすぐにポニーテールにさせようとしやがりますか。
1994年から2005年までの十年間を舞台にしてるけど、90年代に青春時代を過ごした台湾人男性にとって日本のコミックとAVが大きな位置を占めてる のが描写されてるのが面白い。井上雄彦や飯島愛の名前なんてのまで出てくる(スラムダンクのあの名言まで)。
演出的にはベタの部類(というかマンガチック)だし、監督=原作者=主人公という完全な「俺映画」だけど、役者陣のフレッシュさからかそんなに嫌味感は無 し。ただエンドロール後のオマケはDVDの特典とかに入れるべきで、本編に入れない方が良かったと思う。



そして街に出て前週に観損ねていた「凶悪」。
実録犯罪物なんだが、陰鬱な気分にさせられるのかなと思いきや、意外と楽しかった。楽しかったという表現は不謹慎なのかもしれないが、行われてる出来事と 犯人側のテンションの乖離にもう笑ってしまう位の勢い。途中で登場人物に「楽しかったんでしょ?」と言われヒャッとなったが。
兎に角、凶悪犯を演じるピエール瀧とリリー・フランキーが素晴らしい! そこらの俳優には出せない圧倒的な存在感と演技。場面によって感情の起伏が乱高下するキャラを演じきる瀧に、凄惨な事態の中、平熱テンションをキープし続 けるリリー。終盤、裁判所で対峙するシーンでの両者の表情には鳥肌立った。
もうこの2人の前では山田孝之が引き立て役に見えてしまう程。地のキャラを感じさせながらもその奥の闇を垣間見せる凄みを見せて、これはもうキャスティン グの勝利だし、見事に応える2人も凄い。来年の賞レースで何度も名前が挙がると思うくらいの名演。この2人を観に行くだけでも価値有り。
2人が殺人に対して快楽性や怨恨を持ち合わせず、日常生活と変わらぬテンションで人殺しを行っている所が面白い。仕事の要件と同じようなテンションで電話 で殺人の相談してたり、スタンガンの下りの大笑いとか、死体処理の後のクリスマスパーティーとか、実際行われている行動とその際の心理が乖離する程、麻痺 して笑いの感情が生まれてしまう。
主人公の山田孝之が事件を追うに連れダークサイドに落ちていくのは熱演だけど、同時に刑務所内の瀧が変な方向に変貌を遂げて行く方に心を奪われちゃってw あと裏MVPとでも言うべきなのが被害者の老人を体を張って演じたジジ・ぶぅ。この人がいなかったら成立しなかった映画でもある。
あと「凶悪」は何が良かったって、画面の暗さが良かった。映画っつか映画館っつかが持つある意味いかがわしい特別性が出てた。



先週のお絵描き。
冬コミまでに本1冊分のドキプリネタが描けないなんてことを抜かしてやがるプリキュアサークルですが、艦これネタはちょこちょこと出てきたり。
ってんで艦これ小ネタ。

入渠地探しはminiminiで


でもゲーム自体はすごくゆ るゆるなプレイなんですけどね。平日だとプレイしない日もあったりするくらい。
そんな私の現在のゲームライフの中心はモンハン4。こちらも一人でチマチマ村クエ進めるマンなんですけど、平日で2狩りくらい行く勢い。休日には近くのコ メダ珈琲行って3時間くらいプレイしてたりも。先日一晩だけぶる姉達に手伝ってもらって集会所クエやってHR2まで上げてもらったんですが。
あ、ってんで逆転裁判5は休廷中です。

やっと今週の映画に辿り着いた。
まずは前週観損ねていた「地獄でなぜ悪い」。
「風立ちぬ」と「桐島、部活やめるってよ」を血の池にブッ混んで煮込んだ、創造に対する狂気と青春の映画。今年一番の熱量を内包する作品であり、映画史上 最も撮影現場が楽しそうな映画の1本であり、1クールのレギュラーより1回の伝説の江頭イズム・ザ・ムービー。
脇に至るまで出てる役者さん達が本当に楽しそうに演じてて、見てるこっちが多幸感に包まれる。何の衒いも無く映画への愛情をマシンガントークでブチまける 長谷川博己や、多彩な顔芸(キュートなアヒル口!)や他作品では披露する機会が無いキレキレの殺陣を見せる堤真一(JAC出身だぜ!)等。
そんな中、個人的MVPはエキセントリックなキャラクターだらけの中、振り回される側を一手に引き受ける星野源。実に良い仕事してます。最初の方の車の中 での「助けてー!」から笑いっぱなしで、要所要所でオイシイ場面をかっさらって行く(勿論エンドクレジットの主題歌まで)。
劇中は夥しい量の血で溢れてるけど、暴力についての映画っつーよりはやはりあくまでも「映画作りについての映画」。血糊もそうだし、チャンバラ、銃撃戦、 ブルース・リー…俺はこれが撮りたいんだ!ってのを思いっきりスクリーンに叩きつけてるのが痛快だし、クライマックス、登場人物達が勢ぞろいし全員の顔を 映していって溜めに溜めた後、「よーい…スタート!」の掛け声と共に遂に撮影が始まる瞬間の場面は涙が出た。
「映画作りの映画」ってんで、ラストにアレがあるんだけど、某行進曲や某マウンテンと違って、 見せる事前提で作られた人工物の境界線では無く、天然物の境界線が映し出されててドキッとした。



次はカンヌから早数ヶ月、やっと公開された「そし て父になる」。
映像、音楽、演出、芝居、全てに非常に抑制の効いた良作。説明っぽさが無いのにとても分かりやすい。押し付けがましさが無いので素直に感動出来る。役者と キャラクターの融合具合がハンパない。子役の演技に子役臭さが無い。とまあ、そりゃ賞獲るわ、って優等生ぶり。
主演の福山雅治、実際の完璧超人を彷彿とさせる役の設定ながら、実はメインキャラの中で一番嫌な奴ってのを恐れずに丁寧に演じているから、やっぱり福山は 完璧超人。ちゃんと「『理想の父親』を演じてる男」演じてるんだもんなあ。更に悪意というより不器用さ故ってニュアンスもキッチリ 出してくる。
他のメインキャラ、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキーも他の役者で代替が効かない存在感出してきてるし。第一印象マイナスからスタートしてから 劇中で好感度をグイグイ上げていくリリー・フランキーなんかもう希代の名優という貫禄。あと真木よう子のバチコーンってウインクが素敵過ぎる。
二つの家族の対比エピソードを丁寧にキッチリとやっている所がわざわざ説明台詞を入れたりしなくても分かりやすい所以なんだろうなぁ。リリー・フランキー のエピソードの後に福山雅治のエピソードが入る度に「お前、下手か」って心の中でツッコミを入れてしまうが、もう完全に映画の術中に入ってしまっている。
本編に直接関係無いけど、終始にこやかな顔をしてるリリー・フランキーが裁判所の中で怖い顔になる場面があって、「ヤバイ!『凶悪』の先生の顔になってきてる!」と思ったら直後に神妙な面持ちのピエール瀧が出てきて、映画館の中で思わず吹き出した。
(日本版予告編よりUK版予告編の方が良いので下はUK版予告編)



秋の邦画祭りや、ってんで今週3本目「R100」。
相変わらずの人を選ぶ映画。ここまで困惑という感情を呼び起こす作品は、毒にも薬にもならない映画に比べたらずっと存在意義があるとも言える。ただ、今回 は批評に対しての予防線を張りすぎじゃないかって感じがした。
既存作品には無いオリジナルな物を、ってのが松本作品の基本理念だけど、今回は敢えて映画のルックス(映像の質感や起用俳優等)を一般的な映画に近付ける 事によって中身のオリジナル性を際立てようという試み。確かに主演の大森南朋が松本人志や野見さんだったら成立しなかったわな。
ただ今回はあの試写室の下りがなあ。相変わらず作品内リアリティラインがフワッフワしてるんだけど、「いや、分かってやってるから」って先手を打つ逃げに 感じられてしまって…。混沌を突き抜けた先に謎の感動がある映画ってあるけど、松本作品の場合その感動の方を予め目指してる感が強いのもアレなんだよ なぁ。
キチンと笑わせる部分もありますよ。個人的にはインタビュー風パートの挿入とかの構造的に笑わせる物よりも、ビジュアルで笑わせる方がオリジナル性も高く て好き。あの人形とかさ。子供が吊るされる絵面とか。片桐はいりのアレとか。一番笑ったのはCEOの登場場面。馬鹿デカい女が物凄い剣幕で入ってくる、っ てその勢いだけで笑っちゃったわ。



こんな所か。この半月の間地元のイベントに行ったりしてるんですけど(コミティアとか、ROMコミとか)、一般で行って特に何もしてないので省略。

それでは来週プリキュアオンリーで。


  (画・文 P.I.L.)

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